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薬は逆効果!

时间:2022-10-23 理论教育 版权反馈
【摘要】:こんな逆効果が、早そう期きの風邪の対処法で起こることがあるという。市販薬には、幾つもの症状を抑える成分が配合されていることが多い。本格的な風邪にかかったときに服ふく用ようすると、一いっ気きに症状を封じ込めることも可能だ。これも逆効果になる。(同)健康な人ならば、3日間程度で風邪の症状は治おさまるという。ただし、抵てい抗こう力りょくがないと風邪は悪化する一方。

風邪薬のふくようで、さらにたい調ちょう悪化も

風邪にかかりやすいシーズンがやって来た。「なんだかからがだるくてノドも痛い。でも、風邪をこじらせても、仕事を休むことはままならない」といった人は多いだろう。

しかし、はんの風邪薬を飲んで早く治そうとすれば、さらに身体がだるくなり、はつねつなどもしょうじる。こんな逆効果が、そうの風邪の対処法で起こることがあるという。

「医者が家族だけにはすすめないこと」(セブン&アイ出版)のちょしゃ、医学博士で「セルバンク」(東京都みなと区)代表とりしまりやくほうじょうもとはる氏がけいしょうらす。

「市販薬にしても、病院でしょほうされた薬にしても、風邪をこんぽんてきに治すことはできません。風邪のおよそ8割は、アデノウイルスやライノウイルスなど、ウイルスが体内でぞうしょくすることが原因ですが、インフルエンザの治療薬のように、風邪のウイルスを退たいする薬はまだないのです。そのため、発熱、咳、はなみずなどのしょうじょうやわらげるたいしょう療法が、風邪治療のほんとなります。特に市販薬は、複数の症状に対応した薬がはいごうされているため、けいな症状のときに飲むと、副作用が強く生じ、逆効果につながることがあるのです」。

風邪薬には、熱に対するねつざい、鼻水には抗ヒスタミン薬、咳には咳止めやきょたんざいなど、それぞれの症状をふうめる薬がある。市販薬には、幾つもの症状を抑える成分が配合されていることが多い。

本格的な風邪にかかったときにふくようすると、いっに症状を封じ込めることも可能だ。しかし、「だるくてちょっとノドが痛い」といったけいしょうのときに飲むと、薬の副作用が出やすくなり、「ますますだるい」などの調ちょうが起こりやすいのだ。

「風邪の初期症状では、身体をなるべく冷やさないようにし、消化の良い料理を食べ、すいみん時間をいつもより長めに取るのが基本的な対象法です。身体が冷えるとめんえきりょくが落ち、ウイルスのねんまくからのしんにゅうまねきやすくなります。また、消化の良い食べ物は、体力を維持するために必要不可欠ともいえます。それはたんすいぶつです。ご飯とみそ汁、おかずといった和食は、初期の風邪をげき退たいするのに役立ちます」。(北條氏)

こってり系の食事やガッツリ焼き肉はごはっ

ストレスにさらされ、睡眠時間も短いビジネスマンは、免疫力が低下しやすい。とはいえ、仕事をないがしろにして睡眠時間の確保も難しい。そこで、1枚下着を多く着るなど、身体を温めつつ、和食にしたつづみを打つことが風邪のぼうぎょほうとなるという。

しかし、「だるい」と感じたときに、活力をつけるために、こってりとした料理を食べる人もいるだろう。これも逆効果になる。

ちょうに負担をかけると、消化吸収能力が低下して体力や免疫力は落ちます。例えばガッツリ焼き肉を食べるというのは、風邪の初期症状のときには向かないのです。炭水化物は、エネルギーげんに変わりやすいため、体力維持に役立ちます。和定食を適度に食べつつ、自己免疫力を高め、風邪をこじらせないようにしていただきたいと思います」。(同)

健康な人ならば、3日間程度で風邪の症状はおさまるという。ただし、ていこうりょくがないと風邪は悪化する一方。そんなときこそ、市販薬や医療機関の対症療法がこうそうする。

「一番注意しなければいけないのは、風邪のウイルスの増殖で抵抗力が低下し、別のさいきんなどによって起こる『はいえん』です。これをかんせんといいます。命に関わるだけに危険です。3日間経っても、症状が治まらずにひどくなる、あるいは、症状がツライならば、医療機関をじゅしんしてください。しょうや高齢者は発熱によるだっすい症状でも、命にが及びます。ビジネスマンも、こまめに水分きゅうして、肺炎と脱水症状には注意しましょう」。

はだれは風邪の引きやすさのあかし

① 日頃からダイエットなどで、バランスのいた食生活をしている人は、炭水化物、タンパク質、しつ、ミネラル、ビタミンを食事からバランス良くとるように心掛ける。

② ウォーキングなどのゆうさん運動や、こまめに歩くなど、適度な運動で体力を維持する。

③ 通勤電車などひとみの中に入るときには、マスクをちゃくようし、通勤先や自宅に着いたら手洗いとうがいをする。

④ 風邪の初期症状を感じたら、身体を冷やさないようにし、温かい飲み物、和食、睡眠をなるべくとるようにする。

⑤ 急に寝込むと、体内時計のバランスがくずれるなど、たい調ちょうりょうに結びつくことがあるため、風邪の初期段階では、マスクを着用しつつ、日常生活をたんたんとこなす。

⑥ 突然の39度以上の発熱など、インフルエンザがうたがわれるときには、医療機関をすぐに受診する。小児や高齢者は、風邪の初期段階でも医療機関を受診させること。

⑦ 通常の風邪症状がひどくなったら、風邪薬を活用する。

へんしょくをしている人は、肌の状態が悪く、ニキビなども生じやすいでしょう。肌荒れは体内の粘膜の機能が弱まり、風邪になりやすい証でもあります。バランスの良い食事を適度にとって、運動習慣のある人は、肌の状態もよく、風邪にもなりにくい。私も週に1回は、ジムできんトレや水泳で汗を流すようにしていますが、この習慣を取り入れてから風邪はひかなくなりました。日頃からの生活習慣を少し見直して、風邪予防に役立ててはいかがでしょうか」と北條氏はアドバイスする。

(2014年10月28日『東洋経済』)

単語

思考問題

1. 「市販薬にしても、病院で処方された薬にしても、風邪を根本的に治すことはできません」とあるが、その理由は何か。

2. 初期の風邪を撃退するのに、どうすればよいのか。

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