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八十年代までの代表的な研究

时间:2022-02-22 百科知识 版权反馈
【摘要】:六十年代後半から七十年代まで系統的な研究には、日常のあいさつ言葉を論じる柳田国男の『毎日の言葉』と、『あいさつ語辞典』と、『特集あいさつ』の三つが主なものであった。このように、七十年代までは、あいさつに関する研究はさほど盛んに行なわれていなかったのである。そこでいろいろな社会の特性の比較が必要となってくる。
八十年代までの代表的な研究_日语寒暄语言行为研究

あいさつに関する研究が盛んになったのは、八十年代の後半のことである。五十年代には、「日常のあいさつと公式のあいさつ」(上甲幹一1957『NHK国語講座私たちの言語生活』日本放送協会室文館)と「あいさつ―おはようございます」(飯豊毅一1957『言語生活』71号)の二つの論文が主であった。

六十年代後半から七十年代まで系統的な研究には、日常のあいさつ言葉を論じる柳田国男の『毎日の言葉』(1968筑摩書房)と、『あいさつ語辞典』(奥山益朗1970東京堂)と、『特集あいさつ』(『言語生活』196号1968)の三つが主なものであった。このように、七十年代までは、あいさつに関する研究はさほど盛んに行なわれていなかったのである。

柳田(1968)では「有難ウ」、「スミマセン」、「モッタイナイ」、「イタダキマス」などの日常でよく使われるあいさつ言葉について論じた。

『あいさつ語辞典』(奥山益朗1970東京堂)は新旧の用例を示し、あいさつ語の移り変わりをたどり、変化する現代のあいさつ言葉をまとめた。

『特集あいさつ』(『言語生活』196号1968)には、「あいさつと文化」(野元菊雄)、「あいさつ論―あいさつの言語社会学的考察」(鈴木孝夫)、「オーキニからオシズカニまでーあいさつことばの地域差」(西条貞)などの論文がある。鈴木(1968)の論文はあいさつの言語社会学的考察という狙いで、あいさつの持つ普遍的側面、それも言語機能からみた側面に中心があった。あいさつの社会的役割は、個々の社会のあり方、その独自の価値基準などにかなり左右されるものである。そこでいろいろな社会の特性の比較が必要となってくる。なぜ日本の人は、あいさつの中で前に済んだことに好んで言及するのかといったあいさつの前傾性の問題や、名札代わりと言って人はよく果物やお菓子を置いていくが、食物がどうして名札と同じ機能を果たせるのだろうかなど、みな日本社会の特質と密接につながる問題を含んでいるのである。

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