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「結婚の条件」

时间:2022-03-29 理论教育 版权反馈
【摘要】:まずは、野村総合研究所の調査から算さん出しゅつした未み婚こん男性の年収分ぶん布ぷ図ずを見ていただきたい。20~49歳までの未婚者のうち、年収400万円未み満まんの男性は83.9%。女性たちが理想とする500万~700万円の層そうでもやっと4.9%。高年収男性がさっさと結婚しているという現実以前に、若い男性の年収が、一人の稼かせぎで中流家庭を支えられないほど下がっているのだ。

まずは、野村総合研究所の調査からさんしゅつしたこん男性の年収ぶんを見ていただきたい。20~49歳までの未婚者のうち、年収400万円まんの男性は83.9%。女性たちが理想とする500万~700万円のそうでもやっと4.9%。うち30代はわずか2%である。高年収男性がさっさと結婚しているという現実以前に、若い男性の年収が、一人のかせぎで中流家庭を支えられないほど下がっているのだ。


(野村総合研究所による「生活者1万人アンケート(2009年)より算出、20~49歳までの未婚男性797人を100%とした時の年収別比率)

にもかかわらず、婚活は「独身女性によるわずかな高年収男性のそうだつせん」というきょくめんを迎えている。『「婚活」現象の社会学』(やままさひろ編著)という本にも書いたが、今、私と中央大学·山田昌弘教授が提唱した「婚活」とはほぼ逆の現象が起きている。私たちがていしょうしたのは結婚に対して次の2点の意識変換であった。

(1)自分から動かないと結婚するのは難しい時代である。

(2)夫が主に家計を受け持つ「昭和結婚」ではなく、夫婦がっさん年収の「男女共同さんかくがた夫婦」を目指さないと結婚は難しい。

結果として、(1)の意識変換は起こり、特に女性たちが積極的に婚活に取り組んだ。しかし、(2)の意識変換は起こらず、金融危機後の不況による就職活動への絶望ともあいまって、若い世代ほど「専業主婦願望」が高まる結果となっている。

しかし、それを受け入れてくれる男性は少ない。先輩夫婦を見て、「妻の働きが家計のレベルを決める」とさとった男性たちは「結婚後もともばたらきをしてほしい」とはっきりと希望するようになった。

つまり、どんなにハウツーを使しても、「婚活の限界」はすでに見えている。やしなってほしいという女性の数に対し、養える、養う気のある男性の数があっとうてきに不足しているのだ。結婚が増えるには、女性たち自身が「働くかく」と「働ける環境」を手にいれるしかないのだ。

何にせよ、しょうな年収1,000万円以上の独身男性たちは引く手あまたの選びほうだい。しかし逆に、「モテるがゆえに結婚がとおのく」という状況があるのだ。

ぼう結婚そうだんじょの経営者に会ったとき「最近、年収1,000万円以上の男性との結婚ってありますか?」と聞くと「ないですねえ…」。相談所にはかなりハイスペックな男子がそろっていたはずだが…。

「婚活ブームで、若くてきれいな女性たちから次々に申し込まれる。感覚がおかしくなって決められないんですよ」。

50代男性は30代前半まで、40代男性なら20代女性を希望、しかもモデルみのよう姿は当たり前…と、どんどんハードルがあがっているのだ。

しかし、彼らは「スペックモテ男」さんであっても「リアルモテ男」さんではない。結婚情報サービスにつどうのは、「恋愛力」にはちょっと欠ける人が多いのだ。お見合いの申し込みはたくさん来るが、必ずしもうまくいくわけではない。

「条件がいいから会ってみたんですけど…しょろうでした」とふられてしまうこともある。結局、決めきれず、いつまでもお見合いをかえすだけだ。

結婚相談所の男性たちですらそんな状況なのなら、ヒルズなどに集う若い高収入の独身男性はどうなのだろうか?

「昨年だけでメアドをゲットした女性の数は300人以上です」。

というのはウチヤマさん(仮名、36歳、IT企業経営、年収1,200万円)。ぎょう仲間の合コンやパーティは週2、3回。仲間の住む六本木ヒルズやミッドタウンなどで行われる。集まるのは20~35歳のタレントやモデル、女子アナ、OLから女子大生まで。いずれも「容姿に自信がある」女性ばかりだ。しかし、誰に会ってもピンとこないという。

「女の子がユニクロ化している。みんなほどほどに可愛いしおしゃれだけど、全員同じに見える。僕らは彼女たちのことを、『出回り物件』と呼んでいるんです」。

28歳以上は「婚活でガツガツしていて怖くて近づけない」そうだ。同世代の社長の会があるが「150人いて、独身は片手で数えるほど」。ほとんど既婚者なのに、「独身社長が100人いるとかんちがいしている女性が多い」と言う。現にウチヤマさんも今年司法試験に受かって働き始めた10歳下の彼女がいる。

「彼女が学生の頃に知り合った。人目を引くほどの容姿じゃないんですが、頭がよくて尊敬できる。結婚しようと思ってますが、彼女が就職したばかりなので、30代になってからと言われてます」。

妻にしたいと思ったきっかけは、一緒に歩いていたときのこと。おもたそうな荷物を持った初老の女性が階段を下りていた。彼女はさっと走っていて「お手伝いしましょうか?」と声をかけ、荷物を持つのを手伝った。そこにぐっときた。

物をねだらず、男におごってもらうことばかり考えないところもいい。就職してはつの給料が出たとき、高級フレンチで10万円以上も奢ってくれたという。

しかし、合コンには誘われたら行く。彼女も「うわしても戻ってくるならいいよ」と言うし、イケメン独身の彼は「合コンの」としてちょうほうされているのだ。これもビジネスの付き合いの一つ。

「男がたいせいするには、できた嫁が必要」というのはウチヤマさんの社長仲間、イシダさん(仮名、38歳)。18歳でぎょう、25歳でお金持ちになったが、一度会社を潰し、また東京で起業している。

な女の子と結婚してダメになった社長をたくさん知っています。いいワインが飲みたい、時計を買ってくれ、家がほしい…どんどんエスカレートして、何億あってもざいさんを食いつぶされます」。

今は彼女がいないイシダさんだが、結婚は真剣に意識しているという。

「でも、奢ってあげて『ありがとう』のメールがない女性はその時点でNG。ブランドバッグを持ってるだけで嫌です」。

家計費を渡したらパーッと使ってしまうような人では困る。会社がかたむいたときさっと「へそくり」を出してくれるぐらいがいい。たとえ年収100万円でも貯金する姿せいのある人がいい。それなのに、合コンやパーティに来るのは「基本は男にりかかりたい」という女性ばかり。

「男が金持ちになるんじゃなくて、女が男を金持ちにするんだよ。30代女性が社長をつかまえる可能性はかなり低い。合コンに来るより、若い社長のたまごを見つけて磨いて真の男にするほうがいいよ」。

今のいい暮らしじゃなくて、10年後を見られる女性が本当のセレブ妻になれるというのがイシダさんのろん。自分もさんざん痛い思いをして得た教訓だ。

「僕は年収350万円のときに結婚しましたよ。起業したばかりで借金もあったし、妻のほうがずっと稼いでいました」。

と言うのは別の会社社長ハヤシさん(39歳、年収1,200万円)。結婚したのは33歳のとき。会社が成功するまでは結婚しないと思っていたが、彼女のお父さんが入院し、挨拶に行った直後に亡くなったことがきっかけとなった。

妻は今、子育て中だが、自宅でフリーの仕事をしている自立した女性。「成功しないと結婚できない」と思っていたのは、ただの言い訳だったとわかった。

「家族がいることで頑張るげんどうりょくになる。彼女はキャパの広い女性。やりたいことがある男はそんくうでいいんですよ。おゃかさまの手の平の上で好きにやる」。

婚活ブームで、年収600万~1,000万円台くらいの未婚男性に「モテバブル」が来ている。多くの女性たちが数少ない彼らを狙って争いを繰り広げるのが現代の婚活市場。しかしそれゆえに、男性も妻を選びきれず、逆に結婚しにくくなっている。そして彼らが独身でいることで、期待して未婚のまま引きずられる女性がいる。それこそが婚活ブームの新たなせいしゃなのかもしれない。

(2010年10月1日『プレジデント』)

単語

注釈

① スペックモテ男

经济收入高、工作单位好,各方面条件优越而受到独身女性喜欢的男性。钻石王老五。

② リアルモテ男

因各方面条件都很实惠而受到独身女性喜欢的男性。经济适用男。

③ 六本木ヒルズ

六本木新城。六本木新城于2003年正式开业,总建筑面积78万平方米。它是一座集办公、住宅、商业设施、文化设施、酒店、豪华影院和广播中心为一身的建筑综合体,具有居住、工作、游玩、休憩、学习和创造等多项功能。

④ ミッドタウン

东京中城(東京ミッドタウン)位于日本东京都港区的多用途都市开发计划区,为近年来日本的各都市再开发计划中规模最大者。

⑤ ユニクロ化

优衣库化,指的是一种商业理念,即“产销一条龙”的经营理念。文中指参加联谊的女性们装扮程式化,没有特色。

⑥ 高級フレンチ

高级法式餐厅,“高級フレンチレストラン”的缩写。

⑦ イケメン

“イケメン”在日语里是“美男子”的意思。它是复合词,一种解释是“イケてる”和“面”的复合,还有一种解释是“イケてる”和英语“men”的复合。

⑧ モテバブル

单身女性争夺条件优越的男性过程中出现的泡沫现象。

思考問題

1. 独身女性がわずかな高年収男性の争奪戦を繰り広げる背景は何か。

2. 高年収男性は合コンやパーティに来る女性をどう思うか。

3. 高年収男性が婚活ブームの新たな犠牲者になるかもしれないと筆者は言っているが、それはなぜか。

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