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親の経済力と子どもの学歴の相関関係

时间:2022-03-29 理论教育 版权反馈
【摘要】:母ぼ子し家庭にとって重い教育費負担·父ふ子し家庭の父が抱かかえる悩み·母子家庭の母が抱える悩み2008年度の「全国学力テスト」を受けた公立小学校の6年生について、文部科学省の専門家会議は09年8月、学力と経済力の調査結果を公表した。特徴的なのは、参加者の48%の59人が生活保護受給者ということ。この勉強会の代表を務める徳澤健氏に話を聞いた。

家庭にとって重い教育費負担·家庭の父がかかえる悩み·母子家庭の母が抱える悩み

2008年度の「全国学力テスト」を受けた公立小学校の6年生について、文部科学省の専門家会議は09年8月、学力と経済力の調査結果を公表した。学力が高ければ本人の学歴にプラスに反映するのはめい。それをうらがえせば、経済力のない家庭の子どもの学力はそうたいてきに低く、学力の低さはそのままていがくれきにつながることになる。さんしょうのように母子家庭や父子家庭の親が抱える悩みの1位「教育·進学」が2位以下をあっしているのもそれを強くうらけている。経済力のない親が子どもの教育や進学についてかくてきに悩みを抱えているというのなら、まだ救いがあろうというものだ。


東京都がわ区で福祉事務所のケースワーカーを中心とした区職員のゆうが無料で週2回、中学3年生に勉強を教える「江戸川中3勉強会」。過去5年間の参加者は123人で、公立·私立のぜんにちせいに74人、ていせいに44人、つうしんせいの高校に5人を進学させている。特徴的なのは、参加者の48%の59人が生活保護受給者ということ。この勉強会の代表を務める徳澤健氏に話を聞いた。

「ここに来なかったらどうなってしまうかわからない子ばかりです。ちゅうそつで社会に出てせつし、たいぬしとして生活保護に戻ってくる状況=ひんこんの再生産を止めるには少なくとも高校進学が必要なのではないか、という思いのもとで設立されました」。

「江戸川中3勉強会」に参加している中学3年生の成績は5段階評価でオール2前後の子が多く、とうこうの子もいる。高校をちゅう退たいしたり、中学卒業後に「やっぱり高校に行きたい」と参加する子も少なくない。ざんの99やアルファベットも書けないような子も毎年数人おり、自分の住所が漢字で書けない子やカタカナが読めない子もいるという。

これらの生徒たちの家庭環境、そして親たちはどうか。

「母子家庭、父子家庭といったひとり親世帯の子が多く、親や兄弟が高校に進学していないか卒業していない、また非正規雇用やフリーターとしてせいけいを成り立たせている親が多いために子どもと向き合う時間もなく、子どもは高校進学に意味を見出せなくなっています」(徳澤氏)

その揚げ句、「落ち着いて勉強する部屋はなく、おさなていまいの世話をして1日が終わってしまう」「働いている母親に代わり、家庭の食事はすべて自分が作るかコンビニ弁当」「アルコール依存症の親が突然あばれだすので、家に帰れず公園で時間を過ごしている」「中学校には行ったけど、給食だけ食べて帰ってきた」と話す子どもがたくさんいるという。

世帯年収と児童の学力の関係

生徒たちの親はおおむね中卒か高校中退であり、子は勉強どころではなく高校進学を考えるゆうすらない家庭環境に置かれている。さらに健康不安なども重なって将来への希望をまったく持てなくなった子が多い。徳澤氏はこうなげく。

「経済的に余裕がないからか、学校に対するいい思い出がないからなのか、単に無自覚なのか、家事もやらず子を勉強に向かわせる気がない親が少なくないですね。また、離婚をしたことで精神しっかんを抱えている母親もいる。家庭を訪問すると、部屋が片付けられていなかったり、流しが洗い物でいっぱい、という家庭もあれば、机がなくまんねんどこの上だけが自分のスペースという子もいます。明日が子どもにとって大切な期末テストや中間テストだというのに、自分の買い物に平気で付き合わせる母親までいます」

子どもの進路に関わる担任の先生との三者面談にくことをきょぜつした母親もいるという。その親は中卒だった。父母が離婚してどちらも家を出てしまい、に引き取られて生活保護を受けている子もいる。やはり、彼らを生むのは低学歴ゆえに子どもの教育に無自覚としかいいようのない親たちなのだ。

高校進学を経済的な事情でだんねんしたり高校を中退した人に無料で勉強を教え、高校卒業程度にんてい試験(旧大検)の合格を目指しているじゅくがある。元教員の行方正太郎氏が08年に設立した自主夜間学校「けいせつじゅく」だ。埼玉県かわぐち市に教室があり現在は週2回、15人がかよう。2年間でのべ100人がじゅこうしているが、年齢は25から35歳と高めで7割が女性だ。受講生の大半がひとり親世帯で育ち、20歳までに結婚して離婚しているという。

「夫のDVで離婚し生活保護を受けながら17歳の娘を育てている35歳の女性は、母親がまったく人付き合いができない人だったといっていました。その人も母親も高校中退です。また、父母とも精神疾患を抱えている25歳の男性は、親戚に引き取られて育ちましたが高校を2度辞めています」(行方氏)

また、スタッフの中には父母が離婚してどちらも引き取らず、3人兄弟がそれぞれ別々の施設で高校卒業まで育った女性がいるという。父親は高卒、母親は中卒だ。

「蛍雪義塾」の代表、行方氏自身が貧しい父子家庭で育った人である。行方氏は、小学校中学校と勉強が苦手で不登校の期間が長かった。小学校入学前に姿を消した母親は高卒と聞いているが、父親は地方の大学を中退しており警備員などの職をてんてんとする人だった。

「私は父から勉強しろといわれたことが一度もありません。自転車を盗んでどうされたときもひと言もなし。新設で誰でも入れる高校に入学しましたが、勉強についていけず1年生の夏に休学しました。入学したときはアルファベットも書けず、へんは35。専門学校に入ろうとしましたが、高卒でなければ入れないとわかって高校にはいなおしました。休学中に自分のあやうい状況がわかり、働いて生きていくには大学に行く必要があるとわかったんです」。

その後はもうべんきょうして国立大学教育学部へ入学をたした行方氏。だがこうした例は極めてまれなケースだ。

「かつての自分のように恵まれない子らをおうえんしたいと蛍雪義塾をほっそくさせました。かくを生み出すのが教育·学歴なら、格差を埋めるのも教育·学歴の役割です」。

今回のしゅざいで改めて明らかになった「親の貧困、経済格差→子どもの教育格差による低学力、低学歴」のこう。この“れん”は否定したくとも否定しきれるものではない。

(『プレジデント』2010年10.18号)

単語

注釈

① アルコール依存症

酒精依赖症

② 三者面談

学校举行的由教师,学生,监护人就学生的学习生活等进行的三方会谈。

③ 旧大検

高中毕业程度认定考试

④ 補導

(对犯错误的青少年进行)引导;教育。

⑤ DV

「ドメスティック·バイオレンス(domestic violence)」的省略说法。指受到来自于同住的配偶、未办结婚证的男友或女友或者父母、子女、兄弟、亲戚等家庭成员的家庭内暴力。

家庭暴力(domestic violence),简称家暴,指家庭成员间实施身体或精神上的伤害行为。

⑥ 負の連鎖

不好的事情接二连三地发生。或者由于发生了一件不好的事情而造成了不好的连锁反应。

思考問題

1. 「江戸川中3勉強会」を設立する主旨は何か。

2. 「掛け算の99やアルファベットも書けない」「自分の住所が漢字で書けない子やカタカナが読めない子もいる」とあるが、その背景は何か。

3. 「蛍雪義塾」に入って勉強する人はどういう人たちなのか、考えてみなさい。

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